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紫根(シコン:ムラサキ草の根)の効能効果・薬効  その2

紫根(シコン:ムラサキ草の根)の効能効果  その2


この『一味中薬去頑疾』が、一番 情報が多い文献です。
やはり、皮膚関係の効能が多いことがわかります。

『一味中薬去頑疾』李世文先生、康満珍先生 編著。1,995年12月。人民軍医出版社

紫草
起源植物及び部位:紫草科の植物である紫草Lithosperman erythrorhizon siib.et zucc.の乾燥した根である。
黒竜江省、吉林省、遼寧省、河南省、河北省、安徽省、広西などに産する。

薬理
(1)抗菌作用
(2)抗ウイルス作用
(3)抗炎症作用
(4)循環系統にたいする影響:ウサギの心臓に対しては興奮作用がある。
(5)避妊作用
(6)抗ガン作用
(7)その他の作用:ウサギに対しては緩和な解熱作用がある。また、血糖降下作用がある。

伝統的な効能効果
(1)清熱解毒:温熱斑疹、湿熱黄疸、血痢、熱結便秘、ヤケド、湿疹、丹毒、腫瘍。
(2)活血涼血:吐血、鼻血、血尿、血便、血小板減少紫斑などに用いる。

用法と用量
内服  3~9gを煎じる。または、散剤とする。
外用  適量を軟膏にして塗布する。


主治:
(1)麻疹(ハシカ)を予防する。
   33%の紫根シロップを内服させる。
   散居農村の110人の小児(流行していた時期に)に服用させたところ、3例のみ麻疹に感染した。
97.3%の予防率であった。
(2)急性肝炎、慢性肝炎
  紫草紅素の2%注射液を、筋肉注射した。1回に2ml、1日1~2回。
  黄疸型
(3)バラ色粃糠疹(バライロヒコウシン)
  紫草を用いて バラ色粃糠疹(pityriasis rosea)を治療したが、効果は顕著であった。
  紫草15~30g(小児は6~15g)を煎じて服用させる。1日1回。
  70の症例のうち、治癒が37例、改善が25例で、88.6%の有効率であった。
  副作用としては、軽度のメマイの出た患者がいたが、服用量を減らしたところ、
  症状は消失した。
(4)避妊
  紫草を102例に用いたところ、有効率は82.4%であった。
  副作用は1例も無かった。
  用法:月経終了後の9日間、1日3日(1回に9錠)投与した。
     (注:9錠とあるが、紫根または紫根エキスを錠剤にしたものでしょう。)
(5)乾癬(カンセン:中国語では銀屑病。このほうが病状に合致している感じがします。)
  0.1%の紫草注射液2mlを、1日1回 筋肉注射したが、その他の内服薬を一切用いなかった。
50例の乾癬の患者に用いたが、13例が治癒、8例が基本的に治癒、著効18例、好転が9例、
無効が2例であった。
注射をした局部の痛み以外の副作用は無かった。
多くの例では、40日以内に顕著な改善が見られた。
(6)青年扁平イボ
  0.1%の紫草抽出液2mlを、1日1回筋肉注射。
 23例の患者を治療したところ、10例が治癒、10例が著効、3例が無効であった。
(7)面部頚部(顔や首)の火傷
 紫草10g、菜種油100mlを20分間加熱煮沸し、ろ過する。それを用いて治療した。
   ①100例を治療したが、すべて治癒した。
   ②285例を治療したが、1例が死亡(火傷で)した以外は、すべて治癒した。
   ③1153例を治療したが、死亡1例(入院当日に死亡)以外は、すべて治癒した。
     最短10日、最長は42日、平均21日で治癒した。
(8)新生児感染性剥落性皮膚炎
  抗生物質などを点滴したほかに、複方紫油を、1日3回塗布した。
  1例の新生児感染性剥落性皮膚炎の患者を治療したが、入院7日で好転し、21日で治癒して退院した。
(9)新生児のオムツかぶれ
  始めに20~25℃の生理食塩水で患部を洗う。その後をガーゼで拭き乾燥させてから、
紫草油を、1日に3~4回塗布する。
  ①91例(新生児)を治療したが、5~7日で治癒した。
  ②オムツかぶれの13例では、2~4日で治癒した。
(10)張力性疱疹
  紫草油を用いて38例を治療した。
  3~7日で、全部治癒した。
  (張力性疱疹は、臨床上良く見られる骨折の併発症である。)
(11)子宮頚糜爛(シキュウケイビラン)
  100例(内 単純型Ⅰ度糜爛60例、混合型Ⅱ度糜爛32例、乳頭型Ⅲ度糜爛8例)を治療したが、
総有効率は96%であった。
(12)消化道灼傷
  強腐食剤を飲み込んで(誤飲性の)消化道灼傷となった12例を治療した。
  (火鍼を飲み込んだ6例、クレゾール2例、濃塩酸、氷酢酸、アンモニア水、過マンガン酸カリウム各1例)
   入院後、直ちに常規どおり、牛乳、卵白、水酸化アルミニウムゲルを投与したほかに、紫草油を10~20ml加えた。1日に3~4回。
   その結果、12例のうち83.3%が有効であった。
(13)筋肉注射後の皮膚の硬結
   紫草油を硬結した皮膚の上に、1日2~6回塗布した。
   100例のうち24時間以内に消失したのは90%であった。
   少数の硬結面積の広い患者、症状の発現の遅かった患者、治療するのが遅かった患者では、2~5日で、硬結が消散した。


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