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生姜の薬用効果、 薬効  その5

生姜の薬用効果、 薬効  その5
ショウガの食療方(薬膳)②

生姜挟柿餅  《飲食療法》
組成:生姜(皮を取り去ったもの)3~6g、干し柿1個
製法:干し柿を押して平にして、それを2片にし、生姜を切りつぶしたものを干し柿間にはさむ。
それをとろ火で加熱する。
服法:生姜を取り除き干し柿だけをたべる。或いは一緒に食べても良い。
功用:痰を切り、咳を止め、肺気を斂める。
主治:慢性の咳嗽,長く咳をして治らないもの、小児の百日咳等。


生姜紅棗粥  《中国食庁学》
組成:鮮生姜10~15g、紅棗10g、米(うるち米でももち米でもよい)150g
製法:生姜を細かく切り、紅棗(なつめ)、米と一緒に煮て粥にする。
用法:冬の日に朝食とする。
効用:胃腸をあたため、血脈を調和し、冷えを防ぐ。
主治:振動病。

生姜紅糖飲(しょうきょうこうとういん)  《疾病的食療与験方》
組成:生姜9g、黒砂糖50g
製法:生姜をつきつぶして黒砂糖を加え、さらに熱湯を加えて混ぜる。
用法:1日1回、暖かいうちに服用する。服用後重ね着をして汗を出させる。連続して2~3回服用する。
功用:中を暖め冷えを取る。
主治:風寒感冒。
       、(紅糖は黒砂糖のこと)

生姜芥菜湯  《飲食療法》
組成:新鮮な油菜(芥菜)500g、生姜10g
製法:鮮芥菜を洗浄して切り、生姜を細かく切り、水四碗分を加えて煎じつめて二碗分にし、食塩を少しばかり味を調える。
用法:上記の量を二つに分け1日のうちに飲用する。芥菜は食べても食べなくても良い。
功用:肺気を益し、痰と涎を去る。
主治:寒さによる感冒、頭痛咳嗽、白い痰で出にくいもの、筋骨疼痛等。


生姜飴糖飲(ショウキョウイトウイン)  《常見病的飲食療法》
組成:鮮生姜10、水飴30g
製法:上記を同時に沸騰したお湯の中に10分間いれる。
用法:1日に数回服用する。
功用:中を温め、胃を和し、吐き気を止める。
主治:胃腸の虚弱、冷えによって引き起こされた嘔吐、胃の痛み。
      (飴糖は水あめのこと)



生姜秋梨湯  《小児常見食療方》
組成:生姜5片、秋梨1個、黒砂糖適量
製法:生姜、秋梨を洗浄し、細かく切り、鍋に入れ,水を2碗分加え、15分間強火で煮沸し、黒砂糖を加えば出来上がり。
用法:熱いうちに梨を食べる。厚着をして微かに汗を出させる、寒さを避ける。1日1剤、連続して3日間。
功用:汗を出させ、冷えを除く。咳を止め痰を去る。
主治:小児の冷えを受けた感冒、鼻づまり。



生姜葱白酒 (しょうきょうそうはくしゅ)《常見心肺疾病的食療》
  【組成】生姜、葱白各15g
製法:水を加えて煎じる。
用法:熱いうちに飲用する。必要に応じて頓服する。
功用:肺を温め、冷えを取る。
主治:冷えによる哮喘。
(葱白:ソウハクは葱の白い部分のこと)

生姜煨紅棗(しょうきょうわいこうそう)  《飲食療法》葱
組成:鮮生姜数塊、紅棗(なつめ)数個
製法:生姜を二つに切り、中心を取り去り、その中に紅棗を一つ入れて、またあわせる。炭火の上において生姜が焦げるまで加熱し、紅棗を取り出して食べる。
用法:1回に5~6個
功用:冷えを除き、胃を暖め、胃を助ける
主治:冷えによる胃の痛み、唾、涎が多い、胃が冷えて嘔吐するものなど。


朝霞市、志木市、新座市、和光市で35年 漢方相談薬局
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