桜草の薬用効果

桜草の薬用効果 2012.5

サクラの薬効については、前回書きましたが、
今回は、サクラソウについて書いてみます。
サクラソウの栽培品種は、ホームセンターや花屋さんでよく見かけるプリムラです。

昭和薬局のある朝霞市の荒川の対岸には、サクラソウの自生地として有名な秋ヶ瀬公園の「田島が原サクラソウ自生地」があります。昔は、浦和市、今は、さいたま市桜区となっています。
昔、子供が小さいころは、よく秋ヶ瀬に行ったのですが、最近は全く行っていません。
桜区の名称は、浦和市と大宮市が合併して、政令指定都市となり、その時にサクラソウにちなんで桜区となりま
した。樹木の桜ではないんですね。桜草の桜、桜区ですね。

サクラソウの薬用についての、国内でに記載は少ないのですが、ヨーロッパでは、よく用いられたようです。
大抵の薬草が記載されている。「民間薬用植物」にも記載がありません。

日本、中国、フランスでの薬草としての記述を紹介します。

「薬草カラー図鑑②」(日本)
サクラソウとクリンソウ
伊沢一男先生の「薬草カラー図鑑」(主婦の友社)には、サクラソウそのものの記述はなく、桜草科のクリンソウが、記されています。 
また、同じ 伊沢一男先生の「薬草採取」(主婦の友社 平成10年4月)には、
サクラソウ(桜草)とクリンソウ(九輪草)が同じページに収載されています。
それには、サクラソウとクリンソウの薬効は同じだとされています。
そこで、クリンソウの薬効について紹介します。

クリンソウ(九輪草)Primula japonica  サクラソウ科サクラソウ属
比較的低い山地の谷間の湿地に生える、わが国特産の多年草。花が美しいので、観賞用に栽培もされる。
花の形がサクラのようで、花が段になって咲くので、九輪や七重の名称となったものであろう。
イギリスの植物学者 ロバート・フォーチュンは、「江戸と北京(Yedo and Pekin)」(1863)の中で、「最も心をひかれた美麗な花は、新種のクリンソウであった。・・・・・これに属する最も美しい品種は、今後『サクラソウの女王』の座を占めるに違いない」としている。
採取時期と調整法:開花中の全草を水洗いし、日干しにする。
成分全草に鎮咳・去痰作用のあるサポニン類を含むほか、フラボン類も含む。
用法用量:鎮咳・去痰に10~15gを1日量とし、水300ccを三分の一量に煎じて、3回に分けて服用する。

「薬草博物誌」日本
薬草博物誌には、日本中国ヨーロッパのでの、品種と、薬用について以下のように記述しています。
サクラソウ
サクラソウは、花の形がサクラの花に似ているところから、その名が生まれている。種類が非常に多い。
大別すると次の三つの系統にわけられる。
①ニホンサクラソウ(日本桜草)
日本の野山に自生し、また古くから栽培され、江戸時代にはとくに武士の間で愛賞された。
②チュウカザクラ(中華桜)
中国で野生しているもの。
③セイヨウサクラソウ(西洋サクラソウ)
ヨーロッパの野山に自生しているもの。
これらがそれぞれに品種改良され、また相互に交配されて品種系統はかなり複雑になっている。サクラソウの園芸品種は、多くの場合プリムラとよばれるが、これはサクラソウ属の学名である。クリンソウやヒナザクラなどの山草もサクラソウ属に入る。
セイヨウサクラソウの根は、痰を切り、咳を止める効果があり、ドイツでは最近まで薬局方におさめていた。ニホンサクラソウの根も、これと同じ効果があるといわれているが、あまり用いられていない。最近の中国では、サクラソウの一種「翠南報春」といわれている植物の根が、やはり咳止めや痰を切る目的で用いられている。サクラソウそのものではないが、サクラソウ属のクリンソウの葉をもんではると、いろいろな腫物によいとの民間療法もある。

「中華本草」(中国)
「中華本草」には、サクラソウが「報春花」の名で記載されています。
報春花、春を報(しら)せる花とは、なかなかいい名前ですね。
出典は、「西藏常用中草薬」とありますので、チベット(西蔵)で用いられていた薬草ということになります。
報春花の学名は、Primula malacoides Franch. で、全草を薬用とする。
採集と保存:5月に採集し、生のまま用いる。あるいは、乾燥して保存する。
海抜1800-3000mの湿地、水辺、林の周縁部に見られる。
【性味】 辛;微甘;性は凉である。
【帰経】 肝;胆;脾;胃经
【功能主治】 清熱解毒。肺熱咳嗽、咽喉が赤く腫れたの、口や舌の糜爛、歯茎の腫れ痛み、肝火目赤、腫瘍腫癤をなおす。
【用法用量】 内服:15-30gを煎じる。外用:適量の新鮮なものを搗きつぶして患部に敷く。


「美しくなるフランス薬草入門」(フランス)
「美しくなるフランス薬草入門」 イブ・ロシェ先生、リブロポート,1987.10 には、
セイヨウサクラソウ(キバナノクリンザクラ)
Primula officinalis Jacq.サクラソウ科
セイヨウサクラソウは、古くから薬草として用いられていましたが、20世紀初頭に、その利尿作用と、呼吸器疾患に効く効能が発見されました。
今日、セイヨウサクラソウは、主に気管の疾患を取り除くのに使われます。
から咳、感冒、気管支炎、インフルエンザの初期、寒け、およびそれらの合併症にすすめられます。
いくつかの書物によれば、セイヨウサクラソウは尿酸を分解したり、関節リューマチをよくしたり、尿道の炎症を回復させたりするのに有効であることが、明らかになっています。
内用には、根茎が用いられます。花や葉より効果があるからです。
外用としては、民間医療は、痛風の痛みに葉を煎じた液をパップ剤としています。
また、この草からは、傷口を洗浄したり、ちょっとした出血を止めたりするローションもつくられます。
薬用部分は、根、花、葉です。



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