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夏の薬草 浮き草

夏の薬草 浮き草

浮き草は、夏の季語になっています。
浮き草は、淡水に浮かぶ草全体を指すこともありますが、季語の「浮き草」は、「浮き草」という名の水生植物でもあります。

浮き草というと、湖沼が思い浮かんで来ます。
山の避暑地というと、何となく湖や、池、沼が思い浮かびます。
そうして、そこには、浮き草が漂っている情景が浮かんできます。

また、浮き草は、浮萍(ふひょう)という漢名です。単に萍でも浮き草の意味です。

余談ですが、私は「萍(ヒョウ)」という字が好きです。
「萍」という字の入った成句に「萍水相逢」というのがあります。
この「萍水相逢(ひょうすいそうおう:ピンスイシャンヘン)」という言葉は、突然の出会い、予期せぬ出会いという意味です。なかなかしゃれた言葉だと思います。
昔の台湾の流行歌の中にも、この言葉がありました。

浮き草は、最古の本草書(薬草書)である、「神農本草経」に収載されています。
しかし、浮き草の薬用効果(薬効)について、記載している日本の薬草書は、意外と多くありません。

梅村甚太郎先生の「民間薬用植物志」には、以下のように薬効が記載されています。
●煎じて服用すればよく邪気を去り、痒瘡(かゆがさ)を止め、小便を利し、一切の風湿を治す。
●悪蛇に咬まれた時には、浮萍を搗くつぶして、其の汁をつけると良い。
●浮腫みがあって、小便が出渋って通せざるには、浮萍を日に乾し、粉にして一匁づつ、白湯にて服用すると良い。
●関西地方では、草瘡(クサガサ:植物によるかぶれ)に、浮萍をすり潰してつける。

「神農本草経」には、
水萍 :一名水華.味辛寒。生池澤。治暴熱身痒。下水氣。長鬚髮。止消渇。久服輕身。
    別名を水華(ミズのハナ)という。味は辛く、性質は寒である。池や沢に生育する。ひどい熱、体の痒みを治す。水気を下す(利尿作用)。髭や髪を長ぜしめる(養毛作用)。消渇を止める。久しく服すれば、身が軽くなる(仙人のように体が軽くなり、ふわふわと空を飛べるようになるという意味)。

さいたま  朝霞市、志木市、新座市、和光市で37年  漢方相談薬局埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106  昭和薬局   薬剤師  鈴木 覚          TEL  048-473-7830  FAX 048-473-7332サイタマカンポウ ドット  コム     埼玉漢方ドットコムhttp://www.saitamakanpo.com/

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