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少年犯罪の陰に食生活の悪さがある


少年犯罪(川崎中1殺害事件)の陰に、食生活の悪さがある

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最近起きた、川崎での、中学生の殺人事件は、実に痛ましく、ぞっとする事でした。
これは、つい先日の2月20日に神奈川県川崎市の多摩川の河川敷で13歳の中学1年生の少年が殺害され、遺体を遺棄された事件です。
事件から1週間後に18歳と17歳の少年3名が殺人容疑で逮捕されました。

週刊誌や新聞等では、加害者の少年達についての家庭環境などについて、書かれています。
また、差別問題も、重要な原因の一つです。
そういうことも、大切ですが、食生活についても、重要ではないかと思います。
私は、漢方相談に当たっては、必ず食生活についても、注意を払っています。
また、睡眠の取り方、体の冷え等についても、注意を払っています。
場合によっては、食生活、生活習慣も改善してもらいます。
病気や、不調(肉体的、精神的な)になったのは、先天的なもの以外は、食生活、生活習慣に、何か問題があるからです。

今回の川崎の少年犯罪の陰にも、食生活、生活習慣の乱れがあると思います。
子供の食生活は、100%、親に責任があります。
心の働きは、食事によって影響されます。
例えば、お腹がすいたら、子供は、イライラします。精神不安になります。
十分に食事をさせれば、心は落ち着きます。
ただし、量を食べさせれば良いわけではなく、内容も大事です。別段、値段の高低ではありません。


さて、ある意見によれば、ジャンクフードやファーストフードに依存した少年らの食生活が、少年凶悪犯罪を生み出している大きな要因だと云います。

今回の、川崎の事件の犯人の少年らの食生活も、ひどいものだったようです。
殺人容疑で逮捕された少年たちは、ゲームセンターなどで夜遅くまで、遊び回っていたといいます。
また、事件直前の夜、逮捕された少年の自宅に集まり酒を飲んだそうです。
両親が未成年の飲酒を容認していたのだから、そのことも問題です。
その後、近くの中華料理店に行き、そこで上村君と合流したと報じられています。
彼らは、ラインを使っていたので、ラインが問題視されています。
確かに、ラインでは、子供達の間のいじめに関係したりしているので、何らかの対策が必要でしょう。
夜中に、少年同士で遊び回るのだから、これも、彼らの親や周囲の大人の責任でしょう。
しかし、飲酒というのだから、逮捕された少年たちの日頃の食生活、生活習慣が、相当に荒廃したものであったことは間違いないでしょう。

「少年犯罪と食」の関係については、以前から警察でも、大きな関心を抱いているそうです。
(私にとっては、「食生活と病気」ですが)

1998年に茨城県警、2002年に群馬県警から少年犯罪と食についての調査報告が発表されているそうです。
県内で検挙・補導された中学生・高校生と一般の中高生との食生活を比較したものだそうですが、茨城県警と群馬県警の調査結果は、ほぼ同じだそうです。
「朝食を一人で食べる」「家以外で朝食を食べる」「夕食を一人で食べる」「家族で 鍋を囲むことがない」というのが、非行少年、特に粗暴犯の大きな特徴だそうです。
また、間食では、非行少年のほうが、ジュース類を一般少年らより多く飲んでいる。
食事の好き嫌いをみると、非行少年は、果物、牛乳、おひたし、ごまあえ、ご飯、野菜、味噌汁、魚の煮物などの伝統的な食品が嫌いな子が多いそうです。
朝からカップ麺を食べるという子も 非行少年には何人かいたそうです。
これは、親が朝ご飯を作らないので、お腹がすくから、手っとり早いジャンクフードのカップ麺を食べると云う事から始まり、まともな食品を、慣れない味なので忌避する、ということなのでしょう。
茨城県警察本部少年課では「食事を親に作ってもらい、それを食するという習慣の乏しさは、非行と関係することがうかがえる」と、考察しています。
全く、そのとおりでしょう。


犯罪少年達の、犯罪の陰には、食生活の乱れがあります。食生活のみならず、まともな生活習慣が見られません。
それは、すべて、両親を始めとする周囲の大人の責任です。

しかし、食生活の乱れ、生活習慣の乱れは、犯罪少年のみに限らず、
我々の、肉体的健康、精神的な健康にも、悪影響を及ぼします。

それが、私共が、漢方相談に当たって、必ず、食生活や生活習慣を質問する理由です。
それらを無視して、健康は回復しません。
また、不妊などの問題も解決しません。
アトピーやアレルギーなどの免疫疾患、女性に多く見られる冷え性なども、また同じです。


ご相談は、  (要 予約)
朝霞の漢方  昭和薬局
薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

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