二週間で、魚鱗癬(ぎょりんせん)が改善 その1

二週間で、魚鱗癬(ぎょりんせん)が改善 その1
                               
                                         2016.6.11
5月の始め、当地から100km以上離れた、北関東の都市から、電話がありました。子供さん(二歳前後)が、魚鱗癬なので、相談に来たいとの事でした。

多分、一般的な魚鱗せん(尋常性魚鱗癬 or 伴性遺伝性魚鱗癬)であろうと思っていました。
当日は、お父さんがAちゃんと二人で来ました。上の、女の子が風邪をひいたので、お母さんは、来られなかったそうです。

一目見るなり、これは大変だ、と感じました。
そのときは、ただ そう感じただけです。
大変だ、と感じた理由を、今から分析すると、こういう事でしょう。

まず、症状が、重いのです。
よほど重症なアトピー性皮膚炎と比べても、Aちゃんの方が大変な状況です。
患部は、赤くむけている感じです。今まで、相談を受けた魚鱗癬(ぎょりんせん)の大部分は、尋常性魚鱗癬か伴性遺伝性魚鱗癬です。大体、スキンケアをすれば、目立たなくなります。スキンケアを続けると、ほとんど普通の皮膚のようになることが多いのです。
こうなると、本人も家族の精神的な負担も軽くなって来ます。
ところが、Aチャンの場合は、顔の一部、耳の付け根、首筋、手足の一部が赤くめくれあがっているような、はがれた皮膚の皮がついているような、なかなか表現しがたい状態です。所謂教科書的な表現ですと、板状、葉状の厚めの鱗屑(りんせつ)がある状態です。
手足の一部としましたが、大体、手ですと、やや眺めの手袋に覆われる部分です。足ですと、普通の長さの靴下で覆われた部分の皮膚が、大変な状態でした。足のほうは、皮がむけて真っ赤(紅皮)で、歩くのも辛そうです。歩き方も、
これは、今までに見たのとは、タイプが違います。
正確な事は、言えませんが、恐らく、葉状魚鱗癬と先天性魚鱗癬様紅皮症に近いと思われます。
今まで、一例だけ相談を受けました。成人女性です。Aちゃんよりは、軽い状態でした。分類的には、葉状魚鱗癬が近いと思います。
女性としては、美容上の事で、大変苦労してきたであろう事は、想像できます。
Aチャンは、家族も、これから一生、この魚鱗癬(ぎょりんせん)と戦って行かなければなりません。
病気そのもの、周囲からの偏見などと、戦って行かなければならないのです。
Aちゃんはまだ、小さいから先の事は考えていないでしょうが、これから先の事を思いめぐらすと、私は、暗澹たる気持ちになりました。
縁あって巡り会ったAチャンですが、自分は、Aチャンに対して、何が出来るのだろうか、と考えました。

それと、目の前の事になりますが、果たして、今まで有効であったスキンケアを応用しても、どの位、症状が改善するのだろうか、とも思いました。

以上、長々と、書きましたが、こんな事を思いながら、Aチャンに対応しました。

朝霞市、志木市、新座市、和光市で41年
朝霞の漢方   昭和薬局   薬剤師  鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

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