四十代で、自然妊娠、出産  その2

四十代で、自然妊娠、出産  その2
                               2016年7月22日

さて、妊娠可能年齢には、残念ながら限りがあります。
繰り返しますが、妊娠出来たら、流産しないようにケアすることが、大切です。

(妊娠したら、それでバンザイではない!
本題とは別ですが、こういう方がいました。不妊ではないのですが、30代で不育症の相談に見えた方がいます。
「妊娠するが、2回続けて流産した。また、妊娠したが、今度は何とかしたい。」とのことでした。

赤ちゃんは、血の塊だ、という言い方がありますが、正にその通りです。
胎児は、お母さんの血管を通して、血液から栄養をもらって育ちます。血の循環がよく、血液が十分なければ、胎児は、栄養不足になります。
妊娠中に飲んでいけないとされる医薬品のうち、催奇形性のあるものと、血流を悪くするものとがあります。
血流が悪いと、胎児が栄養不足になり、成長が悪かったり、流産したりします。栄養不足で、胎児が育たない、ということです。

こういう事を、踏まえて、この30代の方には、血を増やし血流を良くするものと、アレルギなどを考慮して、免疫に関するものなどを組み合わせて、おすすめしました。
また、血流を悪くしない為にも、体を冷やさないこと、冷たいものを、食べたり飲んだりすることを控えてもらいました。
食生活についても、アドバイスしました。
つまり、生活習慣についてですが、これは思ったより重要です。
技術的なこと、漢方薬を含めた医薬品などだけで、妊娠に至らないことが、多々あるのは、生活習慣などを重要視していないこと等が、挙げられます。

現在10ヵ月で、もう流産の危険な時期は過ぎました。病院の検査でも、胎児の生育は順調であるとのことです。
あと、もう少しです。来月が出産予定です。

無事生まれることを、私どもも、願っております。
このように、妊娠後の安胎と言うことは、非常に重要です。)



婦宝当帰膠は、当帰を主とした液状の漢方薬です。かなり甘いので、薄めて飲むことをおすすめしています。
この40代の方には、妊娠するために、この婦宝当帰膠と、ほかの漢方薬を組みました。
また、安胎のためにも、婦宝当帰膠を、主に飲んでもらいました。
(注意:誰に対して、同じではありません。あくまで、1人ひとりに応じて、変わります。)

婦宝当帰膠の主な成分は、当帰と、阿膠(アキョウ)です。

◎トウキは、一種独特のセリに似た芳香のある生薬です。補血作用があり、めまい、顔色不良、不眠などを改善します。
活血調経作用があり、血虚、気滞、オ血(おけつ)による月経不順、閉経、月経痛、産後の腹痛などを改善します。
以上のようなことから、女性の多くの病気に応用されています。
この、補血作用ですが、不妊の女性の場合、血虚(血液の絶対量が少ない状態。貧血とは、違います。)の状態が多いので、当帰が役に立ちます。
◎また、アキョウという生薬が入っています。
最古の本草書である「神農本草経」には、以下のように記載されています。
阿膠:一名傅致膠。味甘平。出東阿。治心腹内崩。労極洒洒如瘧状。
腰腹痛。四肢酸疼。女子下血。安胎。久服輕軽身益氣。
------腰や腹の痛み、手足の痛み、女子の下血に効果がある。
安胎作用(妊娠を安定させる)がある。
永く服用すれば、身体が軽くなり、気を益する。
現代的な薬理効果として、「中薬臨床手冊」によれば、
1. メマイ、動悸など。
2. 喀血、吐血、血便、血尿、子宮の大量出血などの止血作用。
3.熱による消耗、不眠など
そのほか、肺を潤し止血する作用がある。

注意:婦宝当帰膠の効能効果は、当帰単独、または阿膠単独の場合とは別です。

朝霞の漢方  昭和薬局  薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

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