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皮膚病が悪化していませんか?

皮膚病が悪化していませんか?
                           2017.11
10月の後半から11月の前半にかけて皮膚病悪化

先日、都内から若いお嬢さんが、二回続けて見えました。
始めは、アトピー性皮膚炎が悪化して、皮膚の状態が悪くなり、かゆみがひどくなって来局。
二回目は、良くなった、との報告。それと、足りなくなった漢方薬と、スキンケア化粧品を買うために。

どうも、この時期は、皮膚病が悪化するようです。
11月の始めのある日、遠方の魚鱗癬の方から、スキンケア化粧品と漢方の軟膏を送ってほしい、との電話を受けました。しかも、同じ日に二人からです。
皮膚のトラブル(アトピー性皮膚炎、魚鱗癬など)の方は、一年中来局されます。(近隣からは)
しかし、遠方から来たり・電話での注文は、なぜか、ある時期に集中します。
どうも、皮膚病は、魚鱗癬だけではなく、アトピーも悪化するのは、季節性、天候性があるようです。
今年の秋は、雨が続いていました。その時期は湿度が高かったでしょう。しかし、その後は、空気が乾燥してきています。大体、空気が乾燥し始めると、皮膚病が悪化する傾向にあるようです。
こういう、皮膚病の悪化しやすい時期に、遠方から電話が来たり、来店されるようです。(まあ、たまらなくなってでしょう。)
さて、このお嬢さんは、当店の近所の方から紹介されて、都内からお母さんといらっしゃいました。
その後は、大抵は、お母さんが、一人で来局され(こう言う場合は、それほど状態が悪くない時です)スキンケア化粧品、漢方薬などを、買って行かれます。
今回、10月後半に、本人(本人一人で来るのは、ヨクヨクのことです。)が来たのは、相当悪化(顔が相当赤くなっていました。・・・皮膚の担当は妻ですので、顔以外の部分は、私は見ていませんので。)したからのようです。また、相当にかゆいとのことでした。

話を伺い、皮膚の様子を見ながら、肌のお手入れをし、外用だけではなく、漢方薬、漢方食品もお勧めしました。

その一週間位後(11月始め)に、また、お嬢さん一人で、来局されました。
すると、すっかりキレイになっていました。また、かゆみも無くなったそうです。
その上、漢方薬、漢方食品を飲み始めて、その日からよく寝られるようになったそうです。
所で、この漢方薬、漢方食品には、潤いを与える生薬、肺や腎によい生薬が配合されています。
しかし、眠りをよくする生薬は、特に入っていません。
推察するに、皮膚だけではなく、体内の炎症も軽減したので、体の興奮が鎮まり、楽に寝られるようになったものである、と思われます。
こういう事からも、寝られないからといって、無闇に睡眠薬を飲むべきではありません。寝られない原因をつきとめて、それを解決しても、寝られない場合のみに、飲んでだほうが良いでしょう。(睡眠薬は、飲まないのが最善です。)
女性向けの漢方薬を飲み始めた方から、よく寝られるようになった、と言われることが、しばしばあります。


激しいかゆみ、アトピー性皮膚炎の改善した経過

このお嬢さんは、小さい時から、アトピー性皮膚炎で悩んでいました。
小学校と時から、アトピー性皮膚炎で、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を使っていました。
体中(首、肩などが特に)にアトピー性皮膚炎の症状が出ていました。
ステロイド剤を使っていても、一向に良くはなりませんでした。多少、症状を和らげていた感じでした。

このままでは、良くないのでは無いのかと、
19歳くらいの時に、初めてお母さんと来局されました。
ですから、十数年、ステロイド剤を使用していました。
長年ステロイドを使っている場合、いきなりステロイド剤を中止するのは、危険です。リバウンドで、アトピー性皮膚炎が、始末に負えない位、非常に悪化します。
彼女には、ステロイド剤をスキンケア化粧品のクリーム(何種類かあります。状況に応じて使い分けします。)と、混ぜで使ってもらいました。
そうして、少しづつステロイド剤を減らしていき、ついにステロイド剤を中止出来ました。
今回、秋の乾燥で皮膚の状態があったし、また痒みがはげしくなり、眠れない様になってしまいました。
そこで、通常のスキンケアをする前に、スキンケア用のオイルを皮膚に塗り、また、漢方薬・漢方食品と並行して飲んでももらいました。
スキンケアも、通常より手間をかけて、してもらいました。
そうしたところ、その日から、痒みが無くなり、ぐっすり寝られるようになりました、との事です。


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