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少しの早歩きが、ガンを減少させる!!

少しの早歩きが、ガンを減少させる!!!
(ある程度以上の歩行と、早歩き)

                         2024.1

こんなおもしろい研究があるそうです。少し前(2023.6)の、日経新聞の記事から

40歳以上(平均57歳)の一般の米国人を対象に歩数と死亡率の関係を調査した研究があります。
1日あたり4000歩のグループを基準にすると、1万2000歩までは総死亡は下がりました。
がんによる死亡では1万6000歩まで減少が続きました。
それ以上歩いてもプラスの効果は、見られなかったそうです。

日本でも群馬県中之条町の65歳以上の高齢者を対象に、長期の追跡を続けている「中之条研究」があります。
その結果「1日8000歩、そのうち20分は早歩き」で、健康を維持できることが分かりました。
「1日7000歩、そのうち15分は早歩き」でも、
大腸がん、肺がん、乳がんなどを予防できることも確認されています。

私たちは、歩かないと不健康になるのですね。

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歩くことは、大事である、とは、よく聞く言葉です。
少しの早歩きは、ガンの予防にも成るそうです。

用事があって、都内などに出かけると、時々、若者が、遅いな、もたもたしているな、と感じることがあります。
若者、20代、30代、時には10代が、もたもたしているのを、見ると、なにか、いやな感じがします。
もうすこし、生き急げばよいのに、とも思ったりもします。

さて、ヒトも歩き続けるように退化(?進化)した生物です。これは、私たちの祖先が森を捨てて草原に進出し、狩猟採集生活を始めたことが大きな理由といわれています。人間は、ゴリラ、チンパンジー、ニホンザルに比べても、力そのものは、弱いのです。
しかし、集団で獲物を追いかける事、えものが弱まるまで、持続的に追い続ける(歩き続ける)ことができました。それによって、他の動物との生存競争に打ち勝ってきました。
あの巨大なマンモスも、先人たちが、狩って絶滅させたともいわれています。
獲物を追いかける際に、速すぎても、疲れて、遅れてしまいます。ほどほどの、早さで、追いかけて、獲物が疲れるのをまち、しとめることが、人類生存、繁栄の秘結でした。



すなわち、少しの早歩きは、人類にとってよいことで、我々の体に刻まれています。

人間は、4つ足の状態から、直立歩行に移行しました。手を自由にしたほか、狩猟や長距離の移動に適しています。また、遠くまで、ものを見ることができるようになりました。このことは祖先がアフリカを離れ、ユーラシアに広がる原動力となり、全地球に広がりました。私たちは長く歩くように進化してきたのです。

 

現代人の運動不足はごく最近の出来事ですから、私たちが進化してきた本来の姿とは相いれません。長く歩くことが健康の維持に不可欠だといえます。

まあ、歩きましょう。
健康の維持向上に役立ちます。
しかも、ただですから。

朝霞の漢方  昭和薬局

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