「博物館浴」 意外なほどの健康効果
意外なほどの健康効果 「博物館浴」
2025.4
「博物館浴」とは、聞きなれない言葉ですが、
少し前の日経新聞(2025.1)の記事に、こんな面白いのがありましたので、紹介します。
「博物館浴」とは、「博物館の見学を通じ、博物館の持つ癒やし効果を、人々の健康増進・疾病予防に活用する活動を意味」するそうです。
英国の博物館協会のホームページには、
ある研究者が、2020年から博物館に通う人の体調の変化を調べる実証実験を始めましたそうです。
全国84力所の博物館の協力を得て、来館客1200人以上のデータを蓄積したという。そうしてわかったのが、博物館で時間を過ごすと、意外なほど すごい健康効果があるということでした。
例えば、博物館に10分程度いただけでもリラックス効果があることが判明したそうです。また、見た内容で効果の差があることもわかったそうです。
海外でも博物館と健康・ウェルビーイングに関する研究が盛んだそうです。(先進国だけだと思いますが)。
「カナダでは18年から、医療機関の処方せんに『ミュージアム訪問』と書かれていることがあり、患者には、年に何十枚もの博物館の入場券を提供することもあるそうです」。
モントリオール美術館と医師会の共同調査で、ストレスを受けた時に分泌が増えるコルチゾールの値が、鑑賞後に下がることがわかったためだそうです。
英国のロンドン人の研究チームも、50歳以上の約6000人を対象に、文化芸術を鑑賞する機会が多い人と機会のない人の2グループに分けて健康調査を実施したところ、その結果、
「鑑賞の機会の多い人は、機会のない人に比べ、死亡率が有意に低いという結果が出た」。博物館は、長寿も促進するようです。
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さて、土器の写真ですが、長野県茅野市の「茅野市縄文尖石考古館」のです。縄文土器だけでなく、いわゆる「縄文のビーナス」の像も展示されていました。何年か前に、当時2歳前の孫娘を連れて行きました。嫌がったり、恐がったりしないだろうかと危惧していましたが、楽しそうに見ていました。それなりに、感じたものがあったようです。その後も、何回か、博物館に連れて行きましたが、楽しそうでした。(動物園や水族館ほどではないのですが。)
この記事のように、リラックス効果があるかは、わかりませんが、小さい子も博物館などに連れて行っても良さそうです。
朝霞の漢方 昭和薬局 薬剤師 鈴木 覚
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by sxsuzuki
| 2025-04-16 10:38
| 健康関連