カテゴリ:心の病と( 9 )

少年犯罪の陰に食生活の悪さがある


少年犯罪(川崎中1殺害事件)の陰に、食生活の悪さがある

d0096268_17533719.jpg


最近起きた、川崎での、中学生の殺人事件は、実に痛ましく、ぞっとする事でした。
これは、つい先日の2月20日に神奈川県川崎市の多摩川の河川敷で13歳の中学1年生の少年が殺害され、遺体を遺棄された事件です。
事件から1週間後に18歳と17歳の少年3名が殺人容疑で逮捕されました。

週刊誌や新聞等では、加害者の少年達についての家庭環境などについて、書かれています。
また、差別問題も、重要な原因の一つです。
そういうことも、大切ですが、食生活についても、重要ではないかと思います。
私は、漢方相談に当たっては、必ず食生活についても、注意を払っています。
また、睡眠の取り方、体の冷え等についても、注意を払っています。
場合によっては、食生活、生活習慣も改善してもらいます。
病気や、不調(肉体的、精神的な)になったのは、先天的なもの以外は、食生活、生活習慣に、何か問題があるからです。

今回の川崎の少年犯罪の陰にも、食生活、生活習慣の乱れがあると思います。
子供の食生活は、100%、親に責任があります。
心の働きは、食事によって影響されます。
例えば、お腹がすいたら、子供は、イライラします。精神不安になります。
十分に食事をさせれば、心は落ち着きます。
ただし、量を食べさせれば良いわけではなく、内容も大事です。別段、値段の高低ではありません。


さて、ある意見によれば、ジャンクフードやファーストフードに依存した少年らの食生活が、少年凶悪犯罪を生み出している大きな要因だと云います。

今回の、川崎の事件の犯人の少年らの食生活も、ひどいものだったようです。
殺人容疑で逮捕された少年たちは、ゲームセンターなどで夜遅くまで、遊び回っていたといいます。
また、事件直前の夜、逮捕された少年の自宅に集まり酒を飲んだそうです。
両親が未成年の飲酒を容認していたのだから、そのことも問題です。
その後、近くの中華料理店に行き、そこで上村君と合流したと報じられています。
彼らは、ラインを使っていたので、ラインが問題視されています。
確かに、ラインでは、子供達の間のいじめに関係したりしているので、何らかの対策が必要でしょう。
夜中に、少年同士で遊び回るのだから、これも、彼らの親や周囲の大人の責任でしょう。
しかし、飲酒というのだから、逮捕された少年たちの日頃の食生活、生活習慣が、相当に荒廃したものであったことは間違いないでしょう。

「少年犯罪と食」の関係については、以前から警察でも、大きな関心を抱いているそうです。
(私にとっては、「食生活と病気」ですが)

1998年に茨城県警、2002年に群馬県警から少年犯罪と食についての調査報告が発表されているそうです。
県内で検挙・補導された中学生・高校生と一般の中高生との食生活を比較したものだそうですが、茨城県警と群馬県警の調査結果は、ほぼ同じだそうです。
「朝食を一人で食べる」「家以外で朝食を食べる」「夕食を一人で食べる」「家族で 鍋を囲むことがない」というのが、非行少年、特に粗暴犯の大きな特徴だそうです。
また、間食では、非行少年のほうが、ジュース類を一般少年らより多く飲んでいる。
食事の好き嫌いをみると、非行少年は、果物、牛乳、おひたし、ごまあえ、ご飯、野菜、味噌汁、魚の煮物などの伝統的な食品が嫌いな子が多いそうです。
朝からカップ麺を食べるという子も 非行少年には何人かいたそうです。
これは、親が朝ご飯を作らないので、お腹がすくから、手っとり早いジャンクフードのカップ麺を食べると云う事から始まり、まともな食品を、慣れない味なので忌避する、ということなのでしょう。
茨城県警察本部少年課では「食事を親に作ってもらい、それを食するという習慣の乏しさは、非行と関係することがうかがえる」と、考察しています。
全く、そのとおりでしょう。


犯罪少年達の、犯罪の陰には、食生活の乱れがあります。食生活のみならず、まともな生活習慣が見られません。
それは、すべて、両親を始めとする周囲の大人の責任です。

しかし、食生活の乱れ、生活習慣の乱れは、犯罪少年のみに限らず、
我々の、肉体的健康、精神的な健康にも、悪影響を及ぼします。

それが、私共が、漢方相談に当たって、必ず、食生活や生活習慣を質問する理由です。
それらを無視して、健康は回復しません。
また、不妊などの問題も解決しません。
アトピーやアレルギーなどの免疫疾患、女性に多く見られる冷え性なども、また同じです。


ご相談は、  (要 予約)
朝霞の漢方  昭和薬局
薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

花粉症、喘息が起こらなくなった

花粉症、喘息が起こらなくなった

また、ステロイド剤、抗うつ剤もやめることができた。

これは、つい先日、二十九歳の男性(のお父さん)から言われた言葉です。
本人とは、実は会った事はないのですが、そのお父さんから、
「体が弱くて困っている、何とかならないのか。」との相談を受けました。

d0096268_9313944.jpg

10代と20代の始めに、肺気胸で3回手術を受けました。
(これだけ、手術すれば、体も、精神も弱まるでしょう。また、もともと体は、弱かったのでしょう)
体力が無いので、普通の高校には、行けずに、通信制の高校を卒業しました。何回目の手術後からは、聞きもらしましたが、ゼンソクになり、花粉症になり、後鼻漏などもあり、ステロイドを含む各種の薬を投与されました。もちろん、仕事は出来ずに、家にいるだけでした。
学校にも行かず、仕事もしていない、いわゆる「ひきこもり、ニート」状態でした。そのうち、抗うつ剤も、投与されてしまいました。
本人からすると、体調は悪いし、上の学校には行けないし、仕事も出来ない、将来の展望は見えない、ということで、悩んで、悩んで、うつ状態になったのでしょう。

こういう状態の時に相談を受けました。

この様に、いくつもの問題がある場合は、一気に解決は、出来ません。
解決方法は、
1、解決しやすいことから、解決する。
2、一番、大本となっていることから治し始め、順次、各種の問題を解決する。
3、表に出ている現象(この場合、うつ状態、ぜん息、花粉症など)には、とらわれず、基本的に体を立て直す。
  ・・・「急がば、回れ。」の方針です。
  実は、この方法が、少し難しい病気、不調、不都合に対しては、有効なことが多いのです。
 たとえば、偏頭痛、不妊症、各種のアレルギー、登校拒否、精神的な問題など。
4、食生活、生活習慣の改善。考え方の改善。(悲観的ですと、病気は、治りにくい)
5、以上の方法を、適宜組み合わせていく。
今までも、この方法で、多くの悩みを解決してきました。
今回の青年に対しても、今ある症状(この場合は、花粉症、後鼻漏)に対しては、ホノビスキンを投与しました。
体を立て直すのに、パナパール錠、フラーリンI(アイ)を投与しました。(ホノビスキン、パナパール、フラーリンアイは、カタカナ名ですが、漢方薬です。)
又、食生活、生活習慣についても、アドバイスしました。
ゼンソク、花粉症は、アレルギーですので、食事について注意しなければ、治りません。又、低体温は、アレルギーを促進しますので、体を冷やすような、飲食、生活を避けるようアドバイスしました。
(ゼンソク、花粉症、アトピーなどで、長年悩んでいる方は、多いのですが、薬を飲んだりするだけでは、良くなりません。重大なことが欠けています。食生活、生活習慣の改善が必要です。)
                      2
うつ病の原因、誘因は、数多くありますが、栄養素の不足、低体温も、関係しています。

この青年には、主に、ホノビスキン、パナパール錠、フラーリンIを投与しました。
これに、何とかしよう、という本人の強い意志も働き、約二年かかってステロイド剤、抗うつ剤などを、中止する事が、出来ました。

今年は、全く花粉症が、起こらず、ゼンソクも起こっていないそうです。
また、仕事にも行けるようなったそうです。

ところで、抗うつ剤を飲まされていたのですが、それに当たる漢方薬を投与してはいません。
食生活、生活習慣を変え、体を立て直す漢方薬を、投与しただけで、抗うつ剤を中止できました。
体の状態を良くすれば、精神の状態も良くなる、ということでしょう。
(今は、言わなくなりましたが、「健全なる肉体に、健全なる精神が宿る」ということでしょう。)
また、ステロイド剤に対応する漢方薬も投与していません。それでも、ステロイド剤を中止する事が出来ました。
基本さえ守れば、向精神薬(この場合、抗うつ剤)やステロイド剤に頼るのは、最低限で済むと思います。

朝霞市、志木市、新座市、和光市で39年 漢方相談薬局
  朝霞の漢方 昭和薬局  薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106   TEL 473-7830  FAX 048-473-7332
      ホームページ  http://saitamakanpo.com/

 ◎ご相談をよくいただく病気その他
美容 :アトピー性皮膚炎、敏感肌、ニキビ、大人のニキビ、シミ、美白、ダイエット、皮膚のトラブル
腸の健康:便秘、下痢、腸内環境、過敏性大腸炎
痛み全般:関節痛、ヒザの痛み、腰の痛み、肩こり、頭痛、偏頭痛
女性不妊、男性不妊、2人目不妊 、子宝の食養生、更年期障害、冷え性、生理痛、生理不順、
最近は、登校拒否など心の病の相談が増えて来ました。

◎「日本体質改善研究会」会員、「子宝カウンセラーの会」会員

三浦雄一郎さんと登校拒否

三浦雄一郎さんと登校拒否

つい先日、三浦雄一郎さんが、80歳でエベレスト登頂に成功しました。
80歳でエベレスト登頂とは、大変なことです。普通の人でも、登頂するのが難しいのに、あの年齢で成功したのですから。
テレビでは、年配者たちが勇気付けられたとのことが、盛んに言われています。

しかし、私にとっては、これで、元登校拒否をしていたり、いじめにあっていた子達も、大いに勇気付けたろう、との感の方が大きいです。
というのは、こういうことです。
4月の半ば過ぎに、A子ちゃんが、高校の帰りに、当店に寄ってくれました。
4月に高校に入学してから、楽しく毎日登校しているそうです。
単に登校しているだけでなく、課外活動もしているそうです。
それにしても、「良かった良かった。」と言うのが、私たちの感想です。
A子ちゃんは、中学でいじめにあって、学校に行けなくなって、いわゆる登校拒否の状態になっていました。

登校拒否の原因は、一人一人違います。
しかし、いくつかの共通点はあります。
疲れやすい、根気が無い、長時間寝ても、まだ寝られる等、エネルギー(精神的、肉体的に)、元気が無いことが多いようです。
気持ちが悪い、目が回る、お腹が痛い、という症状がしばしば出ます。
また、頭痛、メマイ、立ちくらみ、胃腸症状を伴うこともあります。
いずれにしろ、たるんでいるとか、怠け手いるとかではなく、本当に肉体的な症状を伴うことが、ほとんどです。

A子ちゃんも、元は、明るく元気な子でしたが、
いじめにあって、エネルギーが足りない、元気の無い状態でした。
漢方薬とカウンセリングを組み合わせて、何とか中学時代を乗り切りました。

そして、自分にあった高校を見つけて、受験し合格しました。
その高校がクラーク高校でした。
あの三浦雄一郎さんが校長をしている高校です。

A子ちゃんのお母さんからは、学校は、いじめを絶対ゆるさないし、自由な雰囲気なので、喜んで学校に言っているとは、聞かされていました。

クラーク高校はもともと、登校拒否やいじめられている子、個性があり周囲とうまくいかない子の受け皿として開設された学校であることは、知ってはいました。

実際に、当店でかかわりのあったお子さんが、クラーク高校に通うようになって、改めてクラーク高校の社会的意義を再認識させられました。

三浦雄一郎さんが、エベレストの最高齢で登したのを、クラーク高校の生徒たちが喜んでいるテレビ映像が何度も放映されていました。
それを見ていて、きっと、今まで、登校拒否、いじめにあったりしていた生徒たちが、大きな自信と誇りを持つようになったろう、との感を持ちました。
三浦雄一郎さんの壮挙は、子供たちの未来に、大きなプラスをもたらすに違いない、これも一つの教育だろう、と思いました。


朝霞の漢方  昭和薬局   薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332


サイタマカンポウ ドット  コム     埼玉漢方ドットコム/ http://www.saitamakanpo.com/

さいたま 朝霞の漢方

昭和薬局のお客様は◎以下のような地域から、多くご来局頂いています。
お気軽にご相談においで下さい。

埼玉県朝霞市内全域。志木市内全域、新座市、和光市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川越市、川口市、所沢市、さいたま市(旧  大宮、浦和、岩槻、与野)、東京都練馬区、板橋区、北区、豊島区、清瀬市

ご相談をよくいただく病気
その他美容 :アトピー性皮膚炎、敏感肌、ニキビ、大人のニキビ、シミ、美白、ダイエット
腸の健康:便秘、下痢、腸内環境、過敏性大腸炎
痛み全般:関節痛、ヒザの痛 み、腰の痛み、肩こり、頭痛、偏頭痛
女性不妊、男性不妊、2人目不妊 、子宝の食養生、更年期障害、冷え性、生理痛、生理不順、登校拒否、不登校、不安感

◎「日本体質改善研究会」会員

春の病は、肝にあり

春の病は、肝にあり

先日、続けて、春病在肝(はるのやまいは、かんにあり)ということを実感しました。
一人は、今年大学に入った男子大学生のお母さん、次は今年高校に入った男子高校生、
次は、今年高校に入った女子高生とお母さん。
登校拒否や不安、無気力、乏力、それに伴う胃腸症状(過敏性大腸症候群)などで、相談に見えています。

漢方の古典である「黄帝内経(こうていだいけい)」は、季節と、健康、病気の関係を重視しています。
「春の病は、肝にあり」という文の元になったのは。
「東風生於春。病在肝。兪在頸項。・・・故春氣者、病在頭。」
「東風は、春に生ず。病は、肝にあり。 兪(ユ:ツボ)は頸項(ケイコウ:首)にあり。
・・・故に、春の気、病は頭にあり。」
より来ています。

漢方では、いらいら、不眠、うつ、精神不安などは、肝に関係あるとしています。
春は、進級、進学、入社などで、心の問題が生じやすい季節です。



東風生於春。病在肝。兪在頸項。
   東風は、春に生ず。病は、肝にあり。 兪(ユ:ツボ)は頸項(ケイコウ)にあり。
南風生於夏。病在心。兪在胸脇。
   南風は、夏に生ず。病は、心にあり。 兪(ユ:ツボ)は胸脇(キョウキョウ)にあり。
西風生於秋。病在肺。兪在肩背。
    西風は、秋に生ず。病は、肺にあり。 兪(ユ:ツボ)は肩背(かたせ)にあり。
北風生於冬。病在腎。兪在腰股。
    北風は、冬に生ず。病は、腎にあり。 兪(ユ:ツボ)は頸項(ケイコウ:首)にあり。

故春氣者。病在頭。夏氣者。病在藏。秋氣者。病在肩背。冬氣者。病在四支。


先日は、「春の病は、肝にあり。春の気、病は頭にあり。」ということを、
実感した日でした。

朝霞の漢方   昭和薬局   薬剤師  鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106 
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

微量の向精神薬でも、大きな影響:魚ですが

微量の向精神薬でも、大きな影響:魚ですが
                                               2013.3
極めて微量の向精神薬でも、魚の行動に大きな影響を与える。
そして、環境破壊につながる、とのスエーデンでの研究結果が発表されました。
(JapanTimes 2013.2.16)

欧米では、湖水や河川水に、医薬品が流れ込んでいることが、以前から報告されていて、問題視されています。
アメリカの五大湖も大量の医薬品に汚染されているとのことです。
その汚染源は、薬品工場などではなく、人間の排泄物です。
人間が服用した薬のうちのある程度のものは、代謝を受けずに、そのままの状態で、糞便に入って、排出されます。
そのまま、河川湖沼に入るか、浄水場を通っても、医薬品の一部は、除去されずに、河川や湖沼に流れ込みます。

日本でも、多くの人が、毎日、毎日、大量の薬を飲んでいます。
なぜ、量が多くなるのか、と言うと、老化すると、薬の吸収・代謝が、悪くなります。
すると、少しでは、効果が現れにくいので、薬が増やされます。
すると、ますます、多くの薬が、代謝をされずにそのままの形で、排泄されます。
トイレの水に混じって、河川湖沼海に至ります。

スエーデンの研究者が、よく使用されている向精神薬のオキサゼパムだけに絞って研究した結果、このようなことが判りました。
ヨーロッパパーチ(淡水魚)を、極微量のオクサゼパムの含まれる水の中で生活させると、行動に変化が出る。
魚は、反社会的になり、仲間から出て勝手な行動をとる。他の仲間より、食物を多くむさぼる。
本来、ヨーロッパパーチは、臆病で、群れで行動します。こうすることで、パーチは、生き残ってきました。
オクサゼパムの含まれる水の中を泳いだ、パーチは、捕食されるという恐怖心を失うようだ、との推定です。
パーチが、今まで以上にプランクトンを食べると、藻が増えます。また、群れから飛び出すと、捕食される確立が高くなりますから、河川なり湖沼なりの生物層・生態に変化を来たします。


人間と魚、とは、違いますから、同じことには、ならないでしょうが、それでも、注目すべき報告です。人間に置き換えると、身勝手で、人より多くのものを欲しがる、といった感じでしょう。また多く食べれば、肥満になります。

さて、汚染された湖水、河川水には、各種の薬剤が含まれるます。オキサゼパムだけであっても、環境に問題を引き起こします。しかし、多くの薬剤が、環境水を汚染しています。それらが、複合して、どんなことを引き起こすかは、判っていません。

研究では、オキサゼパムだけを取り上げています。
オキサゼパムそのものは、日本では、あまり使われていません。
しかし、
ベンゾジアゼパム系のジアゼパム(商品名:セルシン、セルシンなど)、ニトラゼパム(ベンザリンなど)は、汚泥中の微生物によりオキサゼパムに変化するとの研究結果があります。
これらの薬剤は、日本でも繁用されています。

いずれ、日本でも、薬剤による、河川湖沼の汚染が問題とされる日が来るでしょう。


志木市、朝霞市、新座市、和光市で38年
さいたま  朝霞の漢方   漢方相談薬局     
  昭和薬局   薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

不眠と漢方薬

不眠と漢方薬

最近、うつ病、不眠症、登校拒否など、心の問題で相談に見える方が増えてきました。

以前でしたら、症状を聞いて、それにふさわしい漢方薬、漢方食品をお勧めすれば、それなりに成果が上がりました。しかし、最近では、精神的なものに対する事を勘案しつつ、選薬することが多くなりました。

たとえば、不眠
本人では無く、80歳代のお母さんが夜寝られなくて、睡眠薬を投与してもらっている。「効かなくなったので、更に強い睡眠薬を出されたので心配だ。
漢方薬でよく寝られるのが欲しい。」と相談に見えた方がいます。

老人の不眠(実は違うのだが、本人にとっては不眠)は非常に多いのです。
不眠を訴えて、薬が投薬されている老人に、詳しく聞いてみると、夜間に大抵は、ある程度以上の時間は寝ています。
仮にまったく寝ていない場合でも、昼寝もしくは、昼うとうとしています。
若い人の不眠と違って、実際は、相当の時間寝ています。
しかし、寝ていないと思い込んでいることが多いようです。

老人には、しばしば睡眠薬が投与されています。
一般的にこういう理由からです。
あまり元気でない老人は、外出せず、家にじっとしていたりしていて、体を動かしません。また、昼間も横になったり、うとうとしていたり、寝ていることもあります。
すると、当然、夜の寝つきが悪くなります。
また、脳の血流が悪くても、良く寝られません。

老人は、大抵どこかが悪くて、病院にかかっています。
そこで、寝られない、薬が欲しい、と先生に訴えます。
すると、始めは、鎮静剤程度のが出されます。
すると、しばらくは効いていて、寝られるようになります。
しかし、昼間うとうとしていたり、昼寝したりするのは、変わりませんから、以前より多く寝ていることになります。
すると、鎮静剤程度では、効かなく(眠れなく)なります。
次に、「先生、今飲んでいるは、効かない(眠れない)。」と訴えます。
すると、少し強い鎮静剤または、弱めの睡眠薬が投与されます。
そうすると、始めは寝られますが、すぐに効かなくなります。

今度は、こういうことです。朝、目が冷めても、薬は体に残っていて、体をだるい、やる気の無い状態になります。
ですから、更に体を動かさなく(動かせなく)なります。
昼間寝ていたりするのですから、夜寝られなくなるのは、当然です。
こうしてますます事態は悪化して行きます。

この方のお母さんは、正にこういう状態でした。

そこで、強い薬を出してもらうのではなく、睡眠時の眠りが深くなる様な漢方薬と、元気の出る漢方薬(副作用はなく、長く飲めば飲むほど良い)を薦めました。
体が冷えていると寝つきが悪くなりますので、体を冷やさないよう勧めました。
(この漢方薬は、体を温める働きもあります。肩こり、頭痛、更年期障害など婦人科系のトラブルに漢方薬を飲んでもらうと、本来の治療目標の他に、よく寝られるようになった、と喜ばれることが、しばしばあります。)
そうすれば、眠りが深くなるので、朝起きた時も疲れが違うし、昼間、長く起きていられるようになるでしょう、と言いました。
また、睡眠薬などは、最低限にするように助言しました。
睡眠薬を増やすのは、好ましくない事を、この相談者は、理解していました。
だから、相談に来たのですが。

その後、昼間長く起きていられるようになり、薬も減らせた、との報告を受けました。

薬の効き目が弱くなったと感じたら、強い薬にしたり、薬の量を増やすのではなく、原因をよく考えて、対応したほうが、体のためには、有益ではありませんか。


志木市、朝霞市、新座市、和光市で38年
さいたま  朝霞の漢方   漢方相談薬局     
  昭和薬局   薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332
        

埼玉県薬剤師会会員。朝霞地区(朝霞市、志木市、新座市、和光市)薬剤師会会員。
朝霞市商工会会員。


朝霞の漢方  昭和薬局のお客様は
◎以下のような地域から、多くご来局頂いています。お気軽にご相談においで下さい。

埼玉県
朝霞市、志木市、新座市、和光市、富士見市、三芳町、川越市、川口市、所沢市
さいたま市(旧  大宮、浦和、岩槻、与野)、
東京都
練馬区、板橋区、北区、豊島区、清瀬市

◎ご相談をよくいただく病気その他
美容 :アトピー性皮膚炎、敏感肌、ニキビ、大人のニキビ、シミ、美白、ダイエット
腸の健康:便秘、下痢、腸内環境、過敏性大腸炎
痛み全般:関節痛、ヒザの痛み、腰の痛み、肩こり、頭痛、偏頭痛
女性不妊、男性不妊、2人目不妊 、子宝の食養生、更年期障害、冷え性、生理痛、生理不順、

◎「日本体質改善研究会」会員、「ホノミ漢方会」会員

「頭痛には、何がいいの?」   登校拒否と、頭痛について

「頭痛には、何がいいの?」
                  登校拒否と、頭痛について       2012.5

よくこんなことを、質問されます。
「頭痛には、なにがいいの?」
「便秘には、なにが良いの?」「肩こりには、何がよいのか?」
「咳には、何がよいのか?」「下痢には、何が良いの?」
「生理痛には、何が良いのか(多分、鎮痛剤の何かということでしょう)?」
などなど。
中には、「何を飲めば痩せるのか?」という無茶な質問もあります。

こういった質問をするのは、
おそらく、短絡的に何々が良い、との答えを期待しているのでしょう。

こういう質問には、単純に答えを出すことは出来ません。
私は、体のほかの部分の状態などを聞かなければ、判断できません、と答えています。

すると、大抵不満そうな顔をされます。
しかし、病気というものは、そう単純ではありません。
同じ病気でも、個人個人で漢方薬は、違うのを用いることが、しばしばあります。
これは、一人一人体質が違うのですから、当然です。


頭痛だけとっても、いくつものケースが想定されます。
(くも膜下出血など、緊急を要するものは除いて考えます。)
たまに起こる頭痛には、鎮痛剤でいいでしょう。
鎮痛剤には、強いものもあれば、弱いものもあります。
また、漢方薬でも、軽い痛みでしたら、効くのもあります。
しかし、頻繁でなければ、その人にあっていれば、鎮痛剤でも、なんでもいいでしょう。
又、風邪から来る頭痛もあります。その時は、何かの風邪薬でもいいでしょう。

問題は、頻繁に起こる頭痛です。
週に数回とか、一日に何度も起こる頭痛は、何か体の中の状態が良くないことを示しています。
(繰り返しますが、くも膜下出血など、緊急を要するものは除いて考えます。)
こういう場合でも、鎮痛剤で対応している人が多いのですが、だんだん鎮痛剤が効きにくくなってくることが多いようです。
(頭痛薬を、頻繁に飲んで起こる、薬剤性頭痛・薬剤誘発性頭痛・薬剤乱用頭痛もあります。
 これは、意外と多いような気がしますね。
  鎮痛剤を月に10回以上飲むと、薬剤性頭痛になる可能性があるそうです。)
頻繁に頭痛が起こる場合には、肩こりなど、いくつかの症状を伴うことが、しばしばあります。
又、いわゆる 血流が悪いことが多いですね。

以上のようなことから、頭痛という表面的なことだけではなく、その人の状態を聞いてから、薬を選ぶことが、早く改善につながります。

経験的に、血流を良くする漢方薬(生薬製剤二号方、冠元顆粒など)や、女性向けの漢方薬(エッキ)などを使うと、多いが良くなります。
鎮痛剤がいらなくなる、または、あまり飲まないで済むようになります。

血流を良くする漢方薬のことを駆お血薬(くおけつやく)と言います。
一般的に、頭痛は血流を良くすると改善します。
頭痛には、駆お血薬(くおけつやく)です。
また、伝統的に精神症状には、駆お血(くおけつやく)を用いていました。
肉体的な不調に加えて、精神的なものを伴なう場合とか、登校拒否などにも、駆お血薬(くおけつやく)を少し加えると、しばしば良い結果が得られます。


さて、
結論から言いますと、
「頭痛には、何々が良く効く。」という、明確な回答は出来ません。

其の他の状態を勘案して、薬を決めるのが、最も良い方法です。


一例を挙げましょう。
登校拒否にともなう頭痛

ひどい頭痛で悩んでいた十代の女性。
登校拒否をしていた女子学生です。
難関校に合格したのは良いのですが、教師の対応の悪さもあって、登校拒否になりました。
それと、前後して各種の身体症状が出ました。
頭痛は、登校拒否の前から頻繁に起こるようになりました。
始めは、弱い鎮痛剤でも、頭痛は止まりました。
しかし、だんだんと効かなくなり、どんどん強い薬に変わっていきました。
そのうち、1錠1000円以上もする、最新の薬も出されましたが、それも効かなくなりました。
それから、知人(そのかたの子供さんも登校拒否で、当店に相談に来ていました)に紹介されて、
都内からわざわざ、昭和薬局に来ました。

本人に自覚はありませんでしたが、冷えが強いので、温灸をしながら、状態を聞いて、漢方薬を選びました。
(経験的に、大椎ダイツイというツボに温灸すると、頭痛や肩こりは軽くなります。
 また、温灸は、精神的に落ち着きます。ストレスには、膻中ダンチュウというツボに温灸します。)
それと、私どもの経験にもとずいた、アドバイス、カウンセリングも行いました。
登校拒否の場合は、本人だけではなく、家族、特にお母さんとの会話が重要です。
十代のお子さん、学生では、特にお母さんとの関係が重要です。
登校拒否をしている本人が、当店に直接来ることは少ないので、お母さんと協力して対応していくことが重要です。
このお嬢さんの場合も、、私どもの経験を交えて話しながら、お母さんと協力していきました。

大体、登校拒否しているお子さんは、長い時間寝ていたり、長い時間ボーっとしていることが多いのですが、このお嬢さんもそうでした。
何か、やる気がなく、エネルギーが足りないのですね。
登校拒否の原因は、イジメだったり、学業不振、教師との不適合だったりと様々ですが、大抵何か、エネルギーが足りない感じがします。
 (こういった、精神的な、肉体的な弱さを補う漢方薬も使うこともあります。) 
また、登校拒否の女生徒は、大くの場合、月経痛、生理不順、または生理があまり来ないなどの
生理関係のトラブルがあることが多いようです。
それと、種種の身体症状、頭痛だったり、めまい、肩こり、腹痛などを伴うことが多いようです。
この、お嬢さんの場合は、特に頭痛が顕著でした。

選んだ漢方薬は、
「生薬製剤二号方」など(話を単純にするために、他のは省きます)でした。

頭痛に関しては、始めは、「生薬製剤二号方」を、1日二回飲んでもらいました。
頭痛が起こった時は、新薬の鎮痛剤も併用してもらいました。
頭痛の頻度が、少しずつ減っていきました。
そのうちに、新薬の鎮痛剤が入らなくなりました。
「生薬製剤二号方」も、一日の服用量を徐々に減らしました。
頭痛が減るのと前後して、学校にも、少しずつ行けるようになりました。
(こう書くと、簡単そうですが、多くの手間、時間がかかっています。本人、家族、私どもも。)

つい、先日(5月)お母さんが、生薬製剤二号方を買いに来ました。
お嬢さんは、今いかがですか?と聞いたところ、
今は、何事もなかったように学校に行っているとのことでした。

そして、本人には「生薬製剤二号方」は、必要なくなった、つまり頭痛はおこらなくなった、とのことです。
「生薬製剤二号方」は、お母さんが、肩こりで服用するために買いに来たとのことでした。
当店に始めて相談に見えたのが、去年の5,6月くらいでした。
おおよそ、1年弱で、学校に復帰しました。

話を、頭痛だけに絞りましたが、このケースの登校拒否でも、其の他の身体症状、精神症状がありました。
漢方薬とアドバイス、カウンセリングで、登校拒否を克服できました。
昭和薬局に来る前から、登校拒否でしたので、家族にとっては1年以上の苦しみでした。
が、見事学校に復帰しました。


さて、頭痛といっても、ここに挙げた例のように、そう単純ではありません。

鎮痛剤をいくら飲んでも、良くならない頭痛の改善は、
 正しく選択された漢方薬で、治療するのが、早道ではありませんか。

朝霞市、志木市、新座市、和光市で37年
さいたま 朝霞の漢方  昭和薬局  薬剤師 鈴木 覚
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332
時間がない場合は、今すぐお電話下さい。
なお、相談の方は、あらかじめご連絡ください。

日曜、祭日 休業

心の病と栄養状態   その3

心の病と栄養状態   その3

⑥、パニック障害の女性・・・貧血と低血糖
ある時、電車の中で、「急激な動悸と激しいめまい感、手足のしびれ感」かあったそうです。
その後、内科を受診したが、特に異常なしと診断された。
再度、似たような症状が出たので、今度は精神科を受診し、パニック障害と診断された。
初めは、睡眠薬のみを投与され、一時はよかった。
その後、薬がどんどん追加された。そのうち、仕事がうまく出来なくなり、通勤が出来なくなり、休職した。
(向精神薬のためでしょう。眠気が出たり、判断力が低下したり、ヤル気が起こらなくなったりします。)
その後、著者の先生を受診。
所謂、検査値では貧血ではないが、其の他のことから潜在的な貧血と診断された。
また、時々、低血糖を起こしていることが判明した。
食事指導と、鉄剤、ビタミン剤などの投与で改善した。

(なるほど、パニック障害と、貧血の症状は似ています。
漢方には、「血虚」という考え方があります。
血液の絶対量が少ないという考え方です。
西洋医学で言う貧血は、女性の場合、血液1dl当たりのヘモグロビンが12g以下の 場合を言いますが、それだけでは、必ずしも、全体での状況はわかりません。
例を上げると、こんな感じです。
もし、、血液の絶対量が、標準か標準以上でしたら、額面どおり貧血ではありません。
しかし、血液の絶対量が少なかったら、これが漢方でいう「血虚ケッキョ」です。たとえ検査値がギリギリ合格でも、体内にある赤血球、ヘモグロビンの絶対量は不足していることになります。
こういうことは、検査では出ないので、本当に貧血か、貧血でないかの、正確な判断は難しいわけです。血液の絶対量は、今のところ調べる方法はありませんから。)

**********************************

以上のように、主に精神と栄養との関係のあったものを見てきました。
漢方の治療法には、不足している場合は補い、多すぎる場合は減らす、という方法があります。
考えてみれば、当たり前のことです。
何かを料理することを、想像してみてください。
材料の何かが足りなくても、何かが多すぎても、変な味になってしまいます。
ある種類の病気も、何かが多すぎ、何かが足りなくいことが、しばしばあります。

簡略化して例をあげてみましょう。
貧血は鉄が不足して起こる病気です。      ・・・・・鉄剤
骨粗鬆症はカルシウムが不足している病気です。 ・・・・・カルシウム剤
高脂血症は脂が多すぎる病気です。       ・・・・・降脂剤
糖尿病は糖が多すぎる病気です。        ・・・・・糖分の制限
冷え症は、熱の不足している状態です。     ・・・・・温める漢方薬
気力のないのは、エネルギーの不足している状態です。・・・・・気剤(気力を増す漢方薬)

とまあ、多くの病気、症状が何かが多い少ないで、解釈でき、対策が立てられます。

精神的な病も、何かが足りなく、何かが多すぎる場合が、しなしばあります。
精神的なことに関係のあるセロトニンという物質があります。これが、不足するとうつ病の原因の一つとされています。セロトニンは体内で合成されますが、トリプトファンというアミノ酸が原料です。
ですから、薬に加えてアミノ酸(トリプトファン含有の)を投与すると、効果的なのはそのためです。
これは、ほんの一例です。多くの栄養素と精神とか病気には関係があります。

精神的な病気とされている、うつ病、統合失調症、登校拒否、引きこもり、多動障害など、また自律神経失調症などの対策に、栄養的なことを考慮するのは、必要なことだと思います。
また、たとえ何らかの効果がなくても、食生活を正すことは良いことです。

先にも書きました、特別なことは何も必要ありません。
少し前の日本風の食生活に戻せばよいのです。
(むしろ、これが難しいのかもしれませんが。)

それでも、うまくいかなければ、或いは早く改善したかったら、
病院での治療の他に、食事の改善や栄養剤的なものを取り入れればよいのです。

例を貧血にとれば、
食生活を改善すれば、いずれは改善します。しかし、年齢が高いとか、或いはひどい貧血の場合は、薬や栄養剤(この場合は鉄・ミネラル剤)、造血を促す漢方薬などの力を借りればよいのです。

また、今回は栄養素と精神的な病、心の病について取り上げましたが、冷えとの関係も大いにあります。体温が低いと、心の健康にも、影響があります。
また、漢方では、精神病などに、「駆お血剤(くおけつざい)」が経験的に有効とされています。「駆お血剤(クオケツザイ)」というのは、オケツを取り去るという薬です。
この「オケツ」というのは、血流が悪かったり、血液粘度が高い状態(血液ドロドロ)、血管外に出た血液のことを指します。
漢方では、血液がきれいで、順調に流れていれば、病気(精神病、うつ病なども含めて)にはならない、と考えます。
うつ病などの薬を飲んでいて、相談に来ている方もいますが、温灸をして温めると、気分が落ち着いたり、ほっとしたりします。
温灸は体を温め、血流を良くします。
温灸は、全く副作用がなく、素人でも簡単に出来ますので、これを治療の補助に使ってみるのも一つの方法ですう。
去年も今年も暑い日が多いのですが、ほとんど毎日、誰かに温灸をしますが、熱いという方はほとんどいません。
子供さんでも。
それだけ、夏であっても体が冷えてい方が多いのですね。

◎温灸については、別のページを参照してください。

繰り返しますが、心の病と、食生活、栄養不足とは関係があります。


追記:この文章を書いている間に、やはり栄養と精神に関することがありました。
①、浪人中だが、体力がなく、勉強がはかどらないという若い男性。
このくらいの若者が体力がないとは、大きな病気で無い限り、思えません。精神的なもの、浪人ですから、が無いことはありえません。
話をしながら、温灸をし、パナパール(新薬風の名ですが、漢方薬です)を飲んでもらいました。また、当然、食生活についても簡単な注意をしました。冷たいものを控えるようにという程度ですが。
後日、お母さんが買い物ついでに立ち寄ってくれました。元気になって、晴れ晴れとした表情になったとのことです。話をした、ということもありますが、この漢方薬には、アミノ酸が多く含まれています。そういうことと、相まって、心のほうにも、良い影響が出てきたと思われます。

②、40代の働きざかりの男性。(来店しているのは、家族)
上記の、お母さんと話をしている時に、丁度 再来店。
体調が上がったり、体調が良くなったりした他に、最近なんだが穏やかになってきたとのことです。漢方薬を二種類おすすめしましたが、その内の一つには、アミノ酸が入っている薬です。

漢方薬を飲み始めたら、体調が良くなるほかに、気持ちが落ち着いてきたとか、怒りっぽくなくなったとかいうことが、しばしばあります。

 埼玉 朝霞で36年 漢方相談
朝霞の漢方    昭和薬局    薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106   TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

 ホームページは    http://www.saitamakanpo.com/

このページに問診票があります。⇒  http://www.saitamakanpo.com/mail/


◎ご相談をよくいただく病気その他美容 :アトピー性皮膚炎、敏感肌、ニキビ、大人のニキビ、シミ、美白、ダイエット腸の健康:便秘、下痢、腸内環境、過敏性大腸炎痛み全般:関節痛、ヒザの痛み、腰の痛み、肩こり、頭痛、偏頭痛女性不妊、男性不妊、2人目不妊 、子宝の食養生、更年期障害、冷え性、生理痛、生理不順、

心の病と栄養状態  その1

心の病と栄養状態   その1

最近、店頭で相談に当たっていますと、単に病気だけではなく、精神的、心の問題と関連していることが多くなりました。
また、体の病気、心の病気にも、栄養の問題(食事の内容)が関連しているの多く見受けます。
何かを解決しようという場合に、漢方薬だけではなく、栄養補助食品などを組合すとうまくいくことが多くなりました。もちろん、食事についても、アドバイスをすることが多くなりました。
漢方では昔から、食事指導を重視しています。単に何かの薬を飲ませれば、それでよいということは、あまり多くはありません。漢方薬と、食事指導は同時に行わうと、症状の改善が早くなります。

最近、ある本を読んでいたら、心の病を治すのに、栄養の不足を調べて成果を上げた例が記載されていました。

*****************************************************
①、多動障害の子供・・・糖分の摂りすぎと栄養不足

止まることなく常に動き回る。集中して遊ぶことが出来ない。すぐに飽きて動き回る。
他の子供と一緒に遊んでいられない。
また、日中は動き回って疲れているはずなのに、夜ぐっすり眠ることがない。少しの物音で、眼を覚ます。よく、夜泣きをする。5歳だが、夜はオムツをしている。
お菓子とパンはよく食べるが、普通のご飯やおかずを食べない。甘いもの、ジュースや飴などが好きで、また欲しがるので、よく与えている。
(もうここに、答えが見えています。完全な栄養障害ですね。ここには書いていませんが、冷たい飲み物、アイスクリームなども、ほしいだけ飲んで食べていることでしょう。食事だけでなく、たいてい冷えの問題を伴っています。)
注意しないと、どこに飛び出すか判らないので、親は目が放せない。

著者の先生の病院に来る前に、他院で多動性障害と診断されていた。

検査をすると、甘い飲み物を飲んで1時間たつと低血糖を起こしていることは判明したとのことです。低血糖ではからだが動きませんから、だらだら食いをすることになったしまったというわけです。

治療としては、各種の栄養剤を与える。甘いものを排除して、正常な食生活をさせるというものでした。
3ヶ月くらいたったら、だんだん落ち着いてきて、集中力もついてきた。

(ほんの少し前には、多動性障害の子供は、ほとんどいませんでした。ところが、最近、多動性障害と診断されていなくても、それに近い感じの子供が多くなった感じがします。これは、やはり、冷たいものの摂りすぎと、食生活の偏りに由来する感じがします。
甘いものを摂りすぎると、それだけでカロリーが足りてしまいますので、他の食品をたべなくなります。そうすると、各種の栄養素が不足します。ビタミン、ミネラル、食物繊維、フィトケミカルなど。その結果、各種の肉体的、精神的な病気、不都合なことが起こります。)


②、登校拒否と仮面うつ病の少年・・・ビタミンB群不足
中学校に入学した頃から、朝起きた時に吐き気や頭痛を訴えるようになった。
(子供が、気持ちが悪い、眼が回る、頭がいたい、お腹が痛いなどと繰り返したら要注意です。本当に体の具合が悪い場合もあれば、精神的なものから来る場合もあります。)

二学期になると、症状がひどくなり、遅刻や休むことが多くなった。
学校の先生から心療内科を受診することを勧められた。そして、精神科医から仮面うつ病と診断された。

著者の先生の病院に来る前に、心療内科より睡眠薬が3種類投与されていた。
睡眠薬を服用してから、頭痛や体のだるさは増悪したとのこと。
(中学生に睡眠薬を3種類も飲ませたら、朝は起きられないし、思考力は低下するのは当然です。このくらい投与されていれば、1日中薬が体内に残留しますから、だるく、やる気が起こらないでしょう。余分なことは考えないかもしれませんが、学校に行く気力も失せるでしょう。)
検査で、軽度の貧血と、ビタミンB群の欠乏、及び血糖値の乱れがありました。
(食生活について触れてはいませんが、上記のことから、食生活の乱れがはっきりと読み取れます。)

治療としては、アミノ酸、ビタミンB群、鉄剤などを投与。
その結果、2週間後くらいから朝の目覚めが良くなり、朝ごはんを食べられるようになった。少しずつ、正常な学校生活を送れるようになった。しかし、友人との付き合いで甘い飲み物の摂取、スナック菓子を多く食べるようになったら、また朝の目覚めが悪くなり、再び嘔き気や頭痛が出るようになった。
そのご、それらを排除したところ、正常な生活を送れるようになった。

(登校拒否には、精神的な面が大きいでしょうが、栄養的な面からも対処してることも
必要ではないかと思います。当店でも、登校拒否などの場合は、栄養面も含めて考慮し、選薬しています。また、登校拒否児のほとんどが冷えています。
 漢方薬で栄養補給的なもので、精神的な症状といわれているものが、改善することがしばしばあります。)

,