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八味丸で花粉アレルギーが軽減

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また花粉症の季節になりました。
今年は、花粉の飛散量が少ないとの事ですが、敏感な方は、もうかなり症状が出ています。

花粉症は、治らないと思っている方は多いのですが、軽くする、または症状を出にくくすることは可能です。あるいは、うまく行くと治ってしますことがあります。確かに遺伝的素因が絡んでいますので、治りにくいのですが、漢方薬などと、生活上の注意を組み合わせれば、楽になります。
花粉症によく使う漢方薬がありますが、それとは違った方剤でよくなることもあります。

花粉症とは縁がなさそうな八味丸で、花粉アレルギー(アレルギー性鼻炎)が治った、軽減した例が、二例になったのでお知らせします。

 花粉症は、治らないと思っている方は多いのですが、軽くする、または症状を出にくくすることは可能です。あるいは、うまく行くと治ってしますことがあります。確かに遺伝的素因が絡んでいますので、治りにくいのですが、漢方薬などと、生活上の注意を組み合わせれば、楽になります。
 
実は、私自身も花粉症でした。 でしたというのは、相当前から花粉の季節になっても、ほとんどでません。たまに症状が出ても、すぐに治まります。
治った、出なくなったのは『八味丸(ハチミガン)』を飲んでからです。40台の前半から、腰痛でのみ始めたのですが、ある時、ここしばらくアレルギー性鼻炎が出ていないことに気がつきました。『八味丸』を、アレルギー性鼻炎を治すつもりで飲んだのではないし、治るというのも文献で見たことはないし、ある日突然気がつきました。ですから、飲み始めてどのくらいで効いたかもわかりませんが、間違いなくアレルギー性鼻炎は、ほとんど出なくなっていました。
考察すると、『八味丸』で、体質が変わったということもあるでしょうが、一番は冷えの問題でしょう。『八味丸』には、身体を温める作用の強い附子(ブシ)が入っています。体が冷えるとアレルギーは悪化し、身体が温まるとアレルギーは軽くなります。これが、私のアレルギー性鼻炎が、出なくなった、主な理由だと思います。
実は、附子(ブシ)というのは、猛毒で有名なトリカブトです。では、『八味丸』を飲み続けたら毒がたまって、死んだ人がいるかというと、いません(現代日本では)。附子は、毒性をなくすよう加工された物を使いますから、大丈夫なのです。(附子単独で大量に飲んだら、命の保障はありませんけどね。)ですから、私自身 附子の入った『八味丸』を、長年飲んで、死なずに生きているわけです。以前は時々、『八味丸』をやめてみるのですが、しばらくするとやはり腰が痛くなります。でまた、飲み始めるといったことをしていました。
今では、何も考えずに、朝夕2回、八味丸を飲んでいます。もう、ほとんど習慣ですね。

漢方では、ある症状を治すために、何かを服用したら、他の何かが良くなったということは、よくあります。
私の場合も、そうでした。
腰痛のため飲んでいたら、花粉症が治ってしまいました。

さて、漢方の書籍、資料などで、八味丸が花粉アレルギー(アレルギー性鼻炎)に有効であるとかは見たことがありません。
そうですから、花粉アレルギーに対して、八味丸を勧めたことはありませんでした。

ところが、最近、八味丸でひどい花粉アレルギーが治った(軽くなった)という症例がありました。
私自身と含めて2例目になります。
この方は、何年か前、たぶん4,5年前から、腰痛、疲労で八味丸を飲み始めています。
なぜ、何時からか、ということがわかるのかというと、幼稚園児である子供の年からです。
子供さんは、八味丸ベビーですから。(これについては、ややこしくなるので、別に書きます。)
八味丸を飲んで、腰痛が軽くなったのはもちろんですが、花粉症がだんだん軽くなり、今では全くない状態になっています。
奥さんも花粉症で、夫婦とも花粉症です。奥さんよりも、ご主人の方が、もとはひどかったのですが、今は逆です。だから、その対比でよくわかるわけです。
気がついたら、花粉アレルギー(アレルギー性鼻炎)が良くなっていたということです。

さて、八味丸ですが、私たちの服用しているのは、昔風(原典通り)の作り方をした「ウチダ和漢薬の八味丸」です。八味丸(ハチミガン)は、八味地黄丸(ハチミジオウガン)ともいいます。
2000年くらい前からある処方ですが、現代の日本でも生産されています。しかし、その大部分は、コストを下げるために、今風の作り方(エキス剤)のものです。
やはり、昔風(原典通り)の作り方をした八味丸の方が効きます。
以前は、時々、試し(効果の確認をするために)、今風の八味地黄丸(エキス剤)を飲んでみたこともありますが、飲んでいるうちに腰が痛くなります。
昔風の八味丸に戻すと、腰痛が消失します。こういう風に何社かのを試しました。
やはり、漢方薬は原典通りの製造法が効きます。

八味丸の製法
八味丸は、その名の通り、8種類の生薬からなります。ただし、丸剤にする時に蜂蜜を加えますので、正確には9種類となります。
昔風(原典通り):8種類の生薬をそれぞれ細かい粉にします。それを混ぜて、蜂蜜を加えて練って固めて丸剤にします。加熱しないし、添加物も入れません。この丸剤にする工程に手間がかかります。ウチダ和漢薬の話によると、どうしても、丸い形でないものが、一定の割合で出来、それをはねるので、人手がいるとのことです。
今風(多くのメーカー):水またはお湯の中に8種類の生薬に入れます。それを煎じて(加熱して)お湯の中に出てきたもの(煎じ液)を取り出し、残った固形物は廃棄します。その煎じ液を乾燥させて水分を取り残ったもの(エキス)に賦形剤を加えて、顆粒にしたり錠剤にします。こちらは、人手がいらずに、低コストです。

こうして比べてみると、原料が同じでも、違うものが出来るのは、明らかでしょう。
また、飲んでみても、原典通りの八味丸の方が、私には効きます。
ですから、当店、昭和薬局では、原典通り製造した「ウチダ和漢薬の八味丸」を扱っています。
ただし、調剤用の八味地黄丸料(エキス剤)も在庫はしてはいますが。

朝霞の漢方  昭和薬局   薬剤師  鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332は

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