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便秘は、肝機能に悪影響

便秘は、肝機能に悪影響

多くの女性が、便秘に悩んでいます。
当店の相談のうち、便秘そのものの相談であったり、便秘を伴った症状であることが、非常に多くあります。
この「便秘が、肝機能を悪化させる」ということは、意外と知られていません。

肝機能を守るために 便秘に注意!
肝臓は「人体の化学工場」と呼ばれています。
栄養素の貯蔵や加工、脂肪の消化吸収に必要な胆汁を作ること、老廃物や有害物質の解毒など、身体の中で非常に重要な働きをしています。

また、肝臓は、「沈黙の臓器」とも呼ばれています。
肝臓は、少しくらいの障害を受けても修復機能があり、ある程度まで再生する力があります。
それゆえ、自覚症状が現れにくく、知らない間に肝臓の病が進行してしまう、このこともよく知られていると思います。肝臓病というと、日本では約8割がウイルスに感染して起こる“ウイルス性肝炎”であると言われてます。その対策としては、主にウイルスを消滅させる方法がとられます。
ところが、最近になって、肝臓に脂肪が過剰に蓄積する「脂肪肝」の人が増えてきており、肝機能と生活習慣には、深い関わりがあることが知られるようになってきました。
そして、肝機能を改善する上では、お酒を控えたり、食べすぎに注意したり、運動をしたりといったような、生活習慣に気を配らなくてはならないという考えが広まってきています。

このような日常生活における注意点の他に、肝機能を回復していくために大切なこととして、便秘との関係はあまり知られていないようです。
便秘を起こすと、本来身体の外へ排泄されるべき有害物質が、腸から再び吸収されて肝臓に運ばれ、機能が低下している肝臓に負担をかけてしまうのです。
また、肝臓病を患うとともに、便秘が長く続いた場合には、有害物質が血管を通って脳へと達し、肝性脳症を引き起こす恐れがあるとも言われています。

便秘といえば、痔や肌荒れ、不眠などの症状を招く原因になるとされていますが、肝機能にも影響を及ぼしてしまうというわけです。つまり、肝機能に障害が起き、さらに便秘があるときには、その対策をとることが、肝機能を回復させるため、また悪化を防ぐためには、大切なポイントです。食物繊維を積極的に摂る、といった便秘解消の養生法も必要になってきます。
食物繊維をとるということは、単に便秘の改善だけではなく、肝機能の改善にもつながります。

また、重要なことをあらわすのに「肝腎」という言葉が使われています。
「ここがカンジン」「カンジンかなめ」「カンジンなこと」などなど。
このことは、肝臓と腎臓が互いに関係しあっていることを示していますし、肝臓と腎臓が大切な臓器であることも、現しています。

肝臓病の治療に当たっては、肝機能と腎機能の双方から対策をとることは、必要ですが、肝臓と便秘の関係に対しても、注意を払うべきでしょう。
肝臓のためにも、便秘を、改善しましょう。

さいたま  朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
朝霞の漢方  昭和薬局  薬剤師 鈴木 覚
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

ヒナちゃん(ウサギです)と鏡 、動物とカガミ

ヒナちゃんと鏡


我が家には、ヒナチャンというウサギがいます。
現在、8歳ですが、ウサギとしては長寿な方です。
ヒナチャンは時々面白い行動をします。
ヒナちゃんに鏡を見せたら、どう反応するのだろうか?と思っていました。
鏡と、動物について、考えると、イソップ童話の「犬と肉」を思い出します。

イソップ童話には、多くの異本(ギリシャ語、英語其の他の言語)があり、またそれを多くの人が、直訳したり、意訳したり、改変したりして、混乱しています。
そこで、版権の切れている「小学読本(明治16年9月)」より、引用します。
“「欲ふかしければ物を失ふ」
犬あり。口に食物をふくみて。橋をすぎしに。橋の下にも。また犬ありて。食物をふくみたり。おのが影の。水にうつれることをしらず。その食をすて。走りて、これを奪はんとして。
つひに、水におぼれたり。ふたゝび。さきの食物をとらんとせしに、はや水中にありて。流れ去りぬ。ものを貪らんとして。かへりて、ものを失なへり。”

今読んでも、なかなか興味深い内容です。
本文の意図は、さておき、犬が鏡(この場合は水面)に写った自分を、自分だと理解できないということを示しています。
また、民話の中には、昔の地方の僻地の老人に鏡を見せたところ、自分の顔を見て、「お父様久しぶりでございます。」と挨拶したというのがあります。
これは、始めて鏡を見た人間(赤ちゃん)も、始めは、鏡に自分が映っているのが判らないことを、象徴しています。
動物のうちで、ゴリラか、チンパンジーだか、忘れましたが、鏡を見せると、始めはわからないが、そのうち鏡に自分が映っていることを、認識できるそうです。
しかし、多くの動物は、鏡について理解できません。

前置きが長くなりましたが、先日ヒナちゃんに、全身が映る鏡を見せました。
反応はというと、全くありません。チラッと見て全く無視、気にしていません。

昔、飼っていた「ハナちゃん」というウサギは、大変甘えん坊で、焼きもちやきでした。
その、「ハナちゃん」に鏡を見せたところ、大変な反応を見せました。ものすごく怒って、鏡に向かって威嚇しました。鏡に映った自分を見て、なにか、別のウサギがそばにいると思って、
怒ったのでしょうね。
「ハナちゃん」は、動物のぬいぐるみにも怒っていました。
「ハナちゃん」は、鏡を認識理解出来ないだけではなく、動物と無生物(ぬいぐるみ)の違いもわからなかったようです。

それに反して、ヒナちゃんは、鏡に映った自分の姿に対して、「なんだこれ」という感じで、
興味さえ示しませんでした。少なくとも、敵とは認識しませんでした。
ヒナちゃんは、鏡について、理解できてはいないでしょう。
しかし、ヒナちゃんが鏡を無視したということは、「ハナちゃん」や「よくばり犬」よりは、
賢そうです。

埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
朝霞の漢方  昭和薬局  薬剤師 鈴木 覚
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